
学生を支援する学生のための“ピアサポーター”は2024年4月に発足。現在、活動の中心となる学生の皆さんに直撃インタビューしました!
お答えいただいたのは
Q1
皆さんが思う〝ピアサポーター?とは?
古川さん:一言でいうと〝学生による学生のための支援活動?ですね!
廣渡さん:学生同士だからわかる〝ニーズ?に対してイベントを企画できるところが他の団体と違うところだな、と思います。
水月さん:私も〝学生目線?を大事にしているところがこのピアサポーターのよいところだと感じています。
Q2
具体的にはどんな活動をしていますか?
廣渡さん:6月には新入生を対象とした「新入生歓迎ドッヂボール大会」を実施しました。私自身、1年生の時に「もっと他の学科の人とも仲良くなってみたい」という想いがあったので企画してみたんです。実施後のアンケートでは「知らなかった人と友達になれて運動もできて楽しかった」など嬉しいコメントをもらうことができました。
古川さん:7月?11月には「朝活健康増進活動」を実施しました。テスト期間中は生活リズムが崩れやすくなるので 〝みんなで朝から行動しよう!?をテーマに企画。パンや飲み物を用意し、できるだけ多くの人が参加できるような雰囲気づくりを工夫しました。


Q3
活動の中で大変なことはありますか?
水月さん:参加者を募るのが大変だと感じます。新入生歓迎企画の第2弾として「ボードゲーム&相談会」を企画してみましたが思うように参加者が集まらず…。でも企画前に新入生を対象としたアンケート調査を実施し、多くの学生に回答してもらえたことは大きな収穫でした。新入生の悩みとして「進路」や「学業」などがあることが分かり、学生の〝ニーズ?を見つけることができたんです。
廣渡さん:3年生になると就活と院進学に悩む学生も多いので、先輩に相談できる「就活進路相談会」を7月に実施しました。〝就活?向け、〝院進学?向けセミナーは大学でもありますが、どちらか〝まだ迷っている段階?で相談できる機会が少ないと感じたので。アンケートでも「それぞれの道に進んだ先輩両方の意見が聞けてよかった」などといった感想をもらうことができました。苦労もありましたが企画してよかったと感じています。
古川さん:私たちが初のピアサポーターなので、運営面に課題を感じることがあります。まだ手探りな部分も多いので、他大学のピアサポーター活動を視察させていただいたことも。認知度もまだまだなので、今回の「九工大通信」を読んでぜひピアサポーターを知ってほしいです(笑)。


Q4
今後の目標はありますか?
古川さん:私はこのピアサポーターが学生と大学の〝架け橋?になれたらいいなと思っています。様々な情報発信がされる中、学生がどういった悩みを抱えているか、また大学側も学生に望むことは何か、双方の〝ニーズ?をつないでいくことができれば、学生もよりよい大学生活が送れると思うんです。学生と大学側の〝対話の機会?をぜひつくってみたいですね。
Q5
最後に学生の皆さんにメッセージをお願いします!
廣渡さん:私自身ピアサポーターの活動を通して人間関係が広がりました。自分にない魅力をもっている学生がたくさんいることに気づき、自分自身の成長につながったと感じています。皆さんもピアサポーターの企画を通して〝自分の世界?を広げていってもらえたら嬉しいです。
水月さん:私は実はピアサポーターに入る前、「何かやりたい…!」というエネルギーがあり余っていたんです(笑)。その中でピアサポーターとして活動をしていくうちに「自分のエネルギーを注ぐ場所を見つけることができた!」と思えるように。今なんとなく「自分の居場所が見つからない」と思っている人にも「自分の〝居場所?は必ずあるよ」と伝えたいです。
古川さん:大学で〝孤独感?や〝声の届かなさ?を感じている学生もいるように思います。そういった学生達に、声の届く〝きっかけ?がある、ということを伝えたい。まずはピアサポーターの活動をチラッと覗いてみる、それで企画に参加してもらえたらより大きな〝きっかけ?に。「ひとりじゃないんだよ」ということに気づいてほしいし、その〝きっかけ?づくりを一緒にしていきたいです。
Message
学生支援本部 学生支援課 学生健康支援係
カウンセラー
山口 駿範さん

仲間同士が支えあうピアサポート活動は、学生と教職員が協働することに大きな意義があります。学生だからこそ出来る活動を陰ながら支えていけるよう、保健センターの教職員一同、日々やりがいを感じながら本活動に携わっています。本学の学生支援の一環として、ピアサポート活動を充実させ、学生が主体的に成長できる環境を整えていきたいですね。目指せ全学展開!!!
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