2021年9月30日、東京大学 大学院教育学研究科 大学総合教育研究センター 栗田 佳代子教授を講師としてお迎えし、オンラインFD研修会「ティーチング?ポートフォリオのためのTPチャート*講習会」を開催しました。当日は、戸畑、飯塚、若松の全キャンパスから32名の参加がありました。
参加者は、栗田教授のガイダンスを受けながらTPチャート*を作成することで、自分自身の教育実践に向き合い振りました。自身の持つ教育の理念と方法?方針への理解を深め、今後の目標を展望する個別の活動と合わせて、TPチャート*を共有しお互いの実践や教育に対する考えを傾聴し学び合うペアワークも行いました。
研修後のアンケートでは、日頃行っている具体的な授業実践の振り返りから取り掛かり、次に方法?方針を考え、最終的にはその根底にある理念を考え言語化するプロセスを経ていくと、「漠然と考えていたことが明確になった」や「思いもかけなかった気づきがあった」という声が聞かれました。また、「交流する機会のあまりない、専門が異なる教員と交流できたことが有意義であった」という意見が多く寄せられました。
今回の講師である栗田佳代子教授が共同で主催している研究会で情報を提供しています。
下記からTPチャート*について知ることができますのでご覧ください。
- ティーチング?ポートフォリオ研究会についてはこちら。
※FD(ファカルティ?ディベロプメント) : 大学教員としての職能開発のための取り組みです。九州工業大学では年間を通して、教育の質向上のための様々なFDが実施されています。研修や学内での実践例を参考にしながら新年度の授業実施に備えています。
※TPチャート:教育業績の可視化と教育の改善を目的とし、教員が自分自身の教育活動を俯瞰的に振り返って、理念を見出し、方針方法を対応づけ、将来の目標を設定するためのワークシートです。