更新日:2019.04.12
2024年発行予定の新一万円札の肖像に決まった 渋沢栄一 直筆の書を戸畑キャンパスの百周年中村記念館1階に展示しています。
渋沢栄一は、本学(当時の明治専門学校)設立の立役者、安川敬一郎と強い繋がりがあったこともあり、大正3年6月5日、本学を訪れ、演説を行ったと記録に残っています。本学が所有する「芳名録」においても、同日の日付での渋沢栄一の署名も残っており、この書もこの訪問がきっかけで本学に贈られたものと推察されます。
この書は、論語の一節から引用した「訥於言敏於行」と書かれており、渋沢栄一が込めた思いは、現代の学生にも通じるものです。
是非、ご覧ください。
◇原文(孔子の論語 里仁第四)
子曰、君子欲訥於言、而敏於行。
◇書き下し文
子曰く、君子は言(げん)に訥(とつ)にして、行(こう)に敏(びん)ならんことを欲す。
◇解釈
徳がある人は、多くのこと語るよりも、まずは行動を敏速にすべき。