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筑紫女学園中学校3年生に対する特別授業を実施しました

更新日:2025.06.03

九州工業大学大学院情報工学府と、筑紫女学園中学校?高等学校は、相互の教育に係る交流?連携を図ることを目的として、連携協定を締結しています。

2025年5月27日、連携協定の一環として、大学院情報工学研究院 物理情報工学研究系の新海 聡子准教授による特別授業を筑紫女学園中学校医進サイエンスコースに所属する3年生38名を対象に実施しました。

今回は、「半導体ってなんだろう」と題した講義を行い、まず、中学校で習う電流の基本について復習を行いました。その後、導体と絶縁体の特徴の理解を深め、半導体の性質はどのような条件下で、どのような特性を示すのかについて学習しました。

講義後の実験では、半導体の洗浄に使用される超純水、市販の硬水と軟水を用いて、抵抗値とphを測定し、水に含まれる不純物が特性に与える影響を検証しました。次に、半導体の材料であるシリコン基板の切断を実際に体験し、高校で学習する結晶についての理解を深めました。

生徒の皆さんは、「物理の堅苦しくて計算が多いというマイナスなイメージにプラスのイメージを持つことができた」や「半導体はとても難しくて自分からはほど遠い存在だと思っていたけれど楽しく色々なことが体験できたので少し半導体が身近に感じられました」などの感想が寄せられました。

九州工業大学情報工学研究院では引き続き、筑紫女学園中学校?高等学校における理工系分野の教育に協力することにより、同校における教育や人材育成に協力するとともに、入学前の女子中高生に対する理工系分野への進学意識の向上に貢献してまいります。


半導体の講義を行う新海准教授の様子

半導体の講義を行う新海准教授の様子


シリコン基板を切断する様子

シリコン基板を切断する様子


学長室より
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