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本学教員の論文が米国物理学会誌「Phys.Rev.B」の”Editors' Suggestion”として選出されました

更新日:2025.01.16

2025年1月15日、大学院工学研究院 基礎科学研究系の美藤 正樹教授らの「Element-selective observation of the orbital angular momentum of Fe and Co in the noncentrosymmetric magnets Fe1-xCoxSi (x = 0.25 and 0.50)」と題した論文が、米国物理学会誌「Phys.Rev.B」に掲載された論文の中から7-10%の割合で選ばれる"Editors' Suggestion"論文に選ばれ、オンラインで公開されました。

この論文では、放射光を利用した円磁気二色性実験を通じて、キラル磁性体 Fe1-xCoxSi(x=0.25, 0.50)のFeとCoそれぞれに対して、軌道角運動量モーメントとスピン角運動量モーメントの割合を独立に評価し、キラル磁性特有の物性がFeの軌道角運動量モーメント由来であることを実験的に明らかにしました。円磁気二色性実験の元素選択的磁気測定という特徴を利用したスマートな実験であることが評価され、この度の選出に至りました。

  • "Editors' Suggestion"選出についてはこちら

【受賞対象】

受賞者 美藤 正樹(大学院工学研究院 基礎科学研究系 教授)
発表題目 「Element-selective observation of the orbital angular momentum of Fe and Co in the noncentrosymmetric magnets Fe1-xCoxSi (x = 0.25 and 0.50)」

Phys.Rev.B誌Editors' Suggestion Papers紹介用ページ

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