2024年12月19日、 福岡市のJR博多シティ会議室にて高校教職員、大学教職員を対象とした高大連携シンポジウム「九州?山口地域の高等教育における高校「情報Ⅰ?Ⅱ」とデータサイエンス教育実践の現状」を開催し、計58名(会場参加23名、オンライン参加35名) が参加しました。
九工大からは、大学院情報工学研究院の坂本 比呂志 研究院長が、九州工業大学の数理?データサイエンス?AI教育に関する取組みおよび高大連携教育の取組みについて発表しました。高校からは、飯塚高校、防府高校、嘉穂高校、久留米商業高校の「情報Ⅰ?Ⅱ」を指導する教員などを講師として招き、各校の情報?数学等の教育実践の現状や好事例を発表しました。
また、パネルディスカッションでは、講師5名が登壇し、「「情報Ⅰ?Ⅱ」の実践的な学びの広がりと深度」と「高校生のデータサイエンスに対する興味は?身近な存在であるか?」の2つをテーマに意見交換を行いました。高校の教育現場で実際に行われている授業や、学生の理解度?興味、「情報Ⅰ?Ⅱ」が他教科へ与えるプラスの影響、また大学側からも高大連携の実施を通して得られた意見が共有されました。「情報」教育を中心とした高大接続の現状とこれからの課題を高校?大学間で共有する大変有意義な時間となりました。
参加者から寄せられた声
●情報Iの授業を進めていく上で大変参考になる内容だった。
●高校で実際に「情報」を教えている先生方のリアルな課題点などを聞く事が出来て良かった。
●様々な学校種(私立高校、普通高校、商業高校、大学)での取組みの違いや課題などを知る事が出来て良かっ
た。
●学生の現在の学びを知る機会になった。かなり進んだ学習をしており驚いた。
●高校で「情報」を学習した学生が大学へ入学してくる状況で、どのように大学教育の情報科目が関わるかを
検討し、授業改革を行う必要があると感じた。
●情報教育が活発になるには高大連携は必須であるし、企業や地域などとの連携も大事になる。九工大がその
取組みの先駆けとなれたら良いと思う。