更新日:2013.11.18
平成25年11月10日(日)、本学工学部 建設社会工学科環境デザイン研究室(伊東啓太郎准教授)が、学童クラブ連合会と協力して「里山再生プロジェクトシンポジウム~つなげよう、地域のコミュニティ~」を開催しました。
環境デザイン研究室では、直方市で手入れされていない里山の再生を目的として「里山再生プロジェクト」を行っています。本プロジェクトは、2007年から発足し、地域住民の方々と竹の伐採やイベントを行っています。また、小学生を対象に、自然体験型のワークショップを行い、里山の問題について学習ができる活動を行っています。これらの活動は、学園祭や展示会、学会で情報発信を行っています。
今年度は、直方市学童クラブ連合会と関わりを持ち、小学生とのワークショップを通して、今後の継続的な竹林整備や将来の里山管理者の育成につなげていくことを目指して活動を行っています。その中で、今回、地域の方々のつながりや活動の報告を目的として、本シンポジウムを実施しました。
シンポジウムでは、里山の問題についての紹介や学童での活動の報告、竹容器を使った食事、竹細工づくりを行いました。まず、イベント実行委員長の大西貴久さんのあいさつから始まり、プロジェクトに活動開始当初から協力してくださっている新入グァーグァー市場代表の岡松秀樹さんに直方市の里山問題や農業団体の取り組みについてのお話をしていただきました。次に、九州工業大学伊東啓太郎准教授から、生態系サービスや研究室で取り組んでいるプロジェクトについての紹介をしていただきました。